6月上旬、静岡県・由比へお出かけしました
6月上旬、友達と家族で静岡の由比へ日帰り旅行に出かけました。梅雨入り前の貴重な晴れ間に恵まれ、また一つ素敵な思い出ができました。
今回の記事では、初めて由比を訪れる人でも丸一日楽しめるモデルコースをご紹介します。由比ってどんなところ?という方でも大丈夫!ぜひ最後までお付き合いください。
由比ってどんな町?
由比町(現在は静岡市清水区)は、駿河湾に面した東海道沿いの歴史ある町です。旧東海道の宿場町「由比宿」として知られ、歌川広重の『東海道五十三次』にも描かれた風光明媚な土地なんです。
所長の頭に浮かんだのは、あの「永谷園のお茶漬け」についてくる東海道カード。浮世絵の世界が、まさにこの場所にあると思うとワクワクします。
まずは薩埵峠へ。あの浮世絵の風景が目の前に!
最初に向かったのは、旧東海道の難所として知られる薩埵峠(さったとうげ)。今も変わらず、富士山と駿河湾が一望できる絶景ポイントです。
細い山道を車で登っていくと、小さな駐車場があり、バイクツーリングの方も多く訪れていました。休日なら午前中の早い時間帯がオススメですね。
駐車場から少し歩くと…出ました!あの浮世絵そのままの風景!
腕が!所長の腕が写ってますね。息子にと
今では東名高速や鉄道が通っていますが、歌川広重が描いた構図そのままに、富士山が海の向こうに堂々とそびえています。写真と違って、肉眼で見ると富士山が大きく見えるんですよね。浮世絵って、意外とリアルに描かれてるんだな…と感動しました。
次に向かったのは「あかりの博物館」
薩埵峠で絶景を満喫したあとは、少し足を延ばして由比宿 東海道あかりの博物館へ。
この博物館は、大正時代の町家を改装した建物に、江戸から昭和にかけての「明かり」に関する道具やランプなどを展示している施設です。
和ろうそく、火打石、灯籠から電灯まで、約1,000点以上の照明器具が所狭しと並び、所長の子どもたちは黒電話に釘付け(笑)
今どきの子は家に電話機がないので、受話器を取っては一人でずっと喋ってる…。これがとっても楽しそうで、笑ってしまいました。
火おこし体験もでき、大人も子どもも夢中。気がつけば1時間以上も滞在していました。
お昼は「見晴旅館」で由比名物・桜えび三昧!
お腹がすいたところで、由比の名物「桜えび」を求めて向かったのが、見晴旅館。由比漁港のすぐそばにあり、口コミで評判が良かったので選びました。
この日は土曜日でしたが運よく空いていて、予約不可のランチにもありつけました。
所長が頼んだのは桜えびかきあげ定食(1,750円)。
- かきあげはサクサクではなくモチモチ食感!
- 生・茹で・佃煮の3種の桜えびもセット。
- ごはん、小鉢、汁物、お漬物まで付いてこの価格。
どの桜えびも絶品で、素材の味をしっかり感じられました。大満足のランチ!
息子(小学5年)はおさかなミックスフライ定食、娘(小学1年)はヒレカツ定食を選び、どちらも完食!
ご主人が「エビフライは地元産じゃないんだけどね」と正直に教えてくれるのも誠実で好印象でした。
落ち着いた座敷で、家族ゆっくり過ごせる良い場所でした。
由比の旅、前編はここまで!
天気にも恵まれ、美しい景色、美味しい食事、そして学びもある充実した由比の旅でした。
次回は:
- 手ぬぐいハンカチに出会ってしまった話
- 歌川広重の浮世絵の世界にどっぷりつかった話
- 歴史ある和菓子のお店の話
- 揚げたてが美味しかった話
などを紹介する予定です。ぜひ後編も読んでくださいね!